わりざんで、
商に9を立てるから
「9立商」と言います。
珠算検定には、
6級以上から出題されます。
たとえば、
153÷17=9のように、
はじめの2ケタで、
わる数の方が大きかったり、
例)153 < 17
商1を立てたものの
「もどし算」が必要で“0”になる場合。
わられる数の
すぐ隣に“9”を立てます。
10ではダメなので、
1をひいた9にするイメージ。
そろばん上では、、、
153÷17=9の場合。
153の1の中に
17の1があるから、
商1を立てたいところだが、
153
1
ー1 ○
ー 7 ✖
ーーーーー
1×1はひけても
2ケタ目の1×7はひけない。
もどし算をしても
立てた商1が0になるので、
代わりに9を立てる。
立てる位置は
わられる数のお隣りさん。
153
10 ✖
↓
ーーーーー
153
9 ← すぐ隣りに立てる
ー9 ← 9×1
ー63 ← 9×7
ーーーーー
9
さらに、
難易度の高いわりざんには、
この9立商と
還元の合わせ技もあります。(^^ゞ
9立商で9を立てたものの、
9ではひけずに
さらに「もどし算」をする場合です。
133÷19=7
3204÷36=9 などなど、、
9立商の指導を通して、
立てた商でつぎがひけるかどうかを
予測する暗算能力が必要なことを学びます。