人生の楽しみは
喜怒哀楽の総量である。
シェイクスピアの翻訳家として有名な
小田島雄志さんの言葉です。
人生の“楽しみ”となると、
喜びや楽しいだけだと思いがちですが、
怒りや哀しみも含めての総量であること。
言い換えると、
ポジティブな感情だけではなく、
ネガティブな感情も必要だということ。
弊そろばん教室で、
こういったことがありました・・・
基礎テキストが終了すると、
見取算３０問を
８分以内で満点をとる練習に入ります。
それをクリアすると、
待ちに待ったかけざんの導入に進みます。
しかし、
ある生徒は、なかなかクリアできずに、
その同じ練習しかできない日々が
１ヶ月ほど続いたことで自棄になり、
“もういやだ”
“やりたくない” ってなりました。
その悔しさのなかには、
後から入学した人に
追いつかれたくないといった、
自分への
怒りや哀しみもあったんでしょう。
生徒「同じ練習ばかりで
無駄な時間やん(´；ω；`)ｳｩｩ」ってなっても、
先生「いまの頑張りが、いずれ役に立つよ」
なんて励ましてみたり・・・。
速さを追求するのに
読み上げ算をやったりしました。
するとどうでしょう・・・
辛いことから、
抜け出すためにした努力は
無駄にはなりません。
計算時間７分５３秒。満点。
思わず握手を交わすと、
その生徒は
喜びで泣きそうになっていました。
わたしも、もらい泣き寸前。(笑)
ネガティブなことからも学べることはある。
プラスに変えて行く力がある。
ポジティブかネガティブかどうかに、
とらわれずに。左右されずに。
いまやるべきことに、
集中すれば結果は後からついてきます。
人生を楽しみ、好転するはずです。