「6-3」が4になる生徒がいます。
この間違いは意外とおおいので、
弊教室での指導法をお教えします。
こういった場合のコツは、
元の間違った問題では教えないこと。
そのためには、
間違えた原因に応じて、
細分化した例題を出すことです。
すると生徒は、
自らの間違いに気づき、
結果的には、
自力でできるようになります。
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たとえば・・・
まずは、「6-3」の代わりに、
ためしに
「5-3」をやってもらいます。
2と正解ならば、ここで終了。
確認のために、
「7-3」をやってもいい。
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続いて、前項の、
「5-3」が3になった場合。
その結果をそろばん上に残したまま、
隣りの定位点で
「5-2」をやってもらいます。
3と正解することで、
はじめの「5-3」が3だと
あれっ、
おかしいなと気づいたところで終了。
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さらに続いて、前項の、
「5-2」をやってもらった際に、
2になってしまう生徒の場合には
「5-1」をやってもらう。
ここで、4という正解になれば、
「5-4」もやってもらい、
1となることも確認すれば終了。
最終確認のために、
「5,555-1,234」を
やってもらってもOKです。
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ただし、前項の、
「5-1」ができない場合は、
そのテキストを進めずに、
5の分解の指導にもどります。
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このように、
「6-3」が4になるような
単純な思い込みによる間違いは、
本人が間違いに気づいた時点で、
指導を終わらせるのが基本です。