「16-4」で、
10玉に指が動いてしまう間違いは、
10になる“ともだち”の計算と、
5になる“きょうだい”の計算を、
別々に練習する時期は問題ないものの、
その2つの計算の
合わせ技の時期に入ると起こります。
きょうだいよりも、
ともだちと仲良すぎるんです。(笑)
さりとて、
いちど10玉をひいてしまうが、
それを元に戻して、
5玉から正しくひこうとしても、
それって、
「こっちがダメならあっち」という
可能性があるので要観察ですよね。
では、どう指導するのか。
まずは、
「きょうだいが優先する法則」
5玉のきょうだいの計算が、
ともだちよりも
優先されることを伝えます。
それでも10玉に指が動いてしまうなら
指で10玉を隠すなどして、
「6-4」をやってもらえば、
間違いに気づいてくれます。
さらに、
「6-4」が難しいなら、
「5-4」をやってもらえばいい。
ともだち優先なのか
きょうだい優先なのかで迷いがちな、
これらの時期は、
「5になるきょうだいの計算だよ」
だなんて、
ズバリな答えを教えてしまわずに、
選択の余地を少なくすることで、
自然と迷いが減るように
教えることが大切です。