何でもそうだと思いますが・・・
そろばん指導においても、
1回教えただけで、
できるようになるとは限りません。
ので、学んだことを覚えておく
ための方法がいくつかありますよね。
わかりやすい文章で短く教えることや、
学んだことを自分で書いてもらうとかは
これまでのブログでも触れてきました。
今回は、思ってるより
効果的な方法をご紹介します。
それは、「人に教えること」
さて、みなさんは、
ラーニングピラミッドって知ってます?
ラーニングピラミッドとは
アメリカ国立研究所の研究で、
講義、読書、ビデオ教材などの
典型的な7つの学習法を、
学習定着率順にまとめたものです。
ブログ画像の
ラーニングピラミッドが示すように、
単に講義を受けただけだと
学習定着率は5%と低いですが、
人に教えることで
90%まで定着率は伸びています。
だから学習者にとっては、
講義を受けるなどの
受動的な環境ではなく、
教えるなどの、
自分の頭で考えた
能動的な環境が効果的ってことです。
さらに、この「人に教えること」
の重要性を表す研究があります。
ワシントン大学の研究では、
「この後にテストがある」
と言われたグループと、
「この後ほかの人に教える」
と伝えたグループでは、
人に教えるグループのほうが、
記憶力が28%も向上した
という結果が得られました。
理由としては、
人に教えようとすることで、
自分の理解してない
ことが浮き彫りになり、
自分の弱点を認知できるので、
より効果的な学習ができるからです。
「へえ~」と聞くだけではなく、
人に教えることが
大切だということですね。
ただ、「教えること」は
単に「知っている」だけでは
なかなか教えられません。
だから「できたなら
先生に教えてくれる?」なんて、
わたしは生徒に
しょっちゅう投げかけるものの、
自分ができるのと、
ほかの人に教えるのは
ちがうことに気づいて、
生徒は口ごもり、
もごモゴもじモジします。(笑)
それでいいんです。
生徒が一度でも「教えること」
を体験したことで、
「また先生に聞かれるかもしれないから、
教えられるようにしっかりと聞いておこう」
となることが大切なんです。(`・ω・´)b
このように、
アウトプット前提での情報収集は
記憶定着力を爆上げさせます。