ブログ【RANDBETWEENではダメなの?】
では問題作成の複雑さをお伝えしました。
今回は検定試験問題に
おなじパターンが存在する話です。
※日本珠算連盟
さっそくですが見取算だと、
⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩⇩
1,396,724,850 ⇦
4,279,083,561 ⇦
6,732,509,148 ⇦
5,607,391,482 ⇦
:
縦にも横にも、
0~9の同じ数字を配置しません。
よって、4ケタ2口とすると、
8,008
8,228 のような問題はありません。
また、見取算の準2級以上、
マイナスになる計算は
後半の加減算2問のどちらかです。
マイナスになる計算は難易度が高いので、
その対策として、
かならず生徒たちには伝えます。
さらに、3級~1級の乗算・除算は、
その前半(1~10)後半(11~20)ともに、
整数×整数の問題が5題ずつ配置されます。
よって、3級以上になると
小数点の計算にビビる生徒もいますが、
そのあたらしく学ぶ小数点の計算は、
全問題の半分しかありません。(^^ゞ
しかも、3級の整数×整数の問題は、
なんと4級と同程度の問題です。
さらに、乗算に限っては、
かける数とかけられる数の
ケタ数をたすと同じ数字になります。
どの整数の乗算でも、
たとえば1級なら11ケタになります。
457,289×85,390 = 6+5 =11
92,371×230,761 = 5+6 =11
3,914,208×3,617 = 7+4 =11
両落としの位取りでいう、
どのケタから計算をはじめたらいいのかが、
整数×整数かどうかを見るだけでわかります。
とまー、ほかにもありますが、
これぐらいにしておきますね。(^^ゞ
効率よく練習して合格するために、
検定試験対策には、
これらの知識を最大限に活かします。
指導者として日々探求心を忘れない。
得た情報をいかにうまく伝えるか。
生徒たちが検定試験に合格するために、
指導者ができることはまだまだあります。